【制作裏話】
テーマ
甘くて苦い、大人のR&B
音楽
構成
楽器ほぼ全部宅録で、大人なNeo Soul調 R&Bを作ってみたかった。
サビは枯葉進行ベース×ピカルディ終止で 後味の良い大人なニュアンスに。
Aメロ Bメロはペンタでユニゾンするリフ多めで、キャッチーな印象に。
trap dnb等electro要素も折り入れつつ、
終盤Bメロはリハモして、anomalie lickを入れるなどして遊ぶ。
キャッチーかつミニマルなメロディラインはこの辺りから影響うけてる。繰り返しの印象付けは大事。
ヒップホップにお馴染みの8分刻みピアノはDr.dreから引用
これよく調べたらグランドグリーンの孫引きだった。
管楽器
テナーサックス:宅録
オルタネートキーを混ぜつつ、いかにもサックスなフレージング。
バッキングはうるさくならないように気を使った。
トランペット:Session horns pro
トランペットは最近Acoustic Sampleからいい感じの音源出てたんだけど、サックスと混ぜたら
違和感なかったので手持ちの音源で作った。 キースイッチでsfp(スフォルツァンド)が表現できてよかった。
鍵盤
Pf:Addictive keys
Modern Upright – Time Flies(プリセット)
皆勤賞
EP:Wurly Premier G
音が良い無料エレピ ローズもいいけどウーリッツァーもなかなか
竿物
ギター:宅録(Fender mex Thinrine)
ベース:宅録(Momose Jazz Bass)
ギターはcory wongのアンシミュvstが有能でいい感じに取れた。wahの質感が最高。
ベースは要所でスライド ハンマリングを入れてNeo soul感を出すなどした。
ドラム
サンプラー/エディタ:Sitala
貰い物のneo soulドラム音源
soul部分の落ち着きとの対比でtrap、DnB要素を織り交ぜた。
このサンプラー、トラック毎にパラアウトができて有能。
歌詞
テーマ:虚飾、上辺だけの優しさ 甘さ ドラッグ中毒
■決めていたこと
・英語リフは絶対入れる。
・歌詞に甘い/苦い/溶けるを入れる。
最初は糖衣構文(syntax sugar)をテーマに作詞を進めていた。
syntactic sugarの直訳に近い構文糖(こうぶんとう)という用語も使われる。また外来語としてそのままシンタックス・シュガーとも呼ばれる。糖衣構文あるいは構文糖衣とするのは少々意訳的だがよく使われている。
語源は「取り扱いやすい」を意味するsweetの第一義が「(砂糖のように)甘い」であることから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B3%96%E8%A1%A3%E6%A7%8B%E6%96%87
糖衣構文って当意即妙な日本語訳だと思う。
・砂糖に包まれた苦さ
・Sugar coatedの語源―耳には心地良いが真実でない言葉
これらのニュアンスを生かしたくて、恋愛の歌にシフトチェンジ。
英語歌詞
I can’t stop licking candy sugar coted.
最初candyをdrugでおいてたけど、以下の理由でcandyに変更した。
- ミクさん的に発音がしやすそう
- 直接的じゃない方がオシャレ
- 頭韻を踏める
日本語ミクさんに発音記号を悪魔合成して、英語っぽく歌わせるやつをやった。
ミク英語音源は声質が一つしかないので、しっとり歌わせる時は日本語から作ったほうが音色があってよい。
人力VOCAROIDの実施経験が生きた。
映像
blender頑張った。
薬の飛び散り再現はマーブルチョコのメイキングを参考にした。
薬に初音ミクの絵を半面だけ貼り付けるのが大変だった。
街中の映像は以下サイトから持ってきた。